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殺菌・脱臭のメカニズム

 HACCP制度に啓発され食品加工場や厨房の衛生管理手法は高度化している。それにも関わらず微生物に起因する事故が後を絶たず、生産規模の拡大に伴い事故による被害も拡大する一方です。食品加工の分野では、中間プロセスの衛生管理をおざなりにして、最終工程で一挙に食品の微生物汚染や品質定価を解消する魔法はない。そこでHACCPは、プロセスを分析し最重要点管理を実行、併せて可能な限りのプロセスにおいて微生物抑制処置を徹底することで、食の安全確保を求めている

殺菌・脱臭のメカニズム
紫外線には協力な殺菌力があるが、光なので直進しか出来ない。したがって機械装置など遮蔽物が多い室内では実用的でない。一方O3はガス体なので、部屋の隅々まで広がることができる。濃度が低い気体は空間全体に均一に拡散する性質がある。例えばタバコの煙を思い浮かべて頂きたい。タバコの煙は始め筋を引いて天井に登るが、その後ゆっくり部屋全体に広がり、時間が経つとどんよりと室内全体が曇る。O3もPPMオーダーの濃度の時は、煙草の煙と同じような挙動をする。熱や塩素などの殺菌剤と同様、オゾンも人体には有害である。労働衛生に関するガイドラインでは、オゾン濃度は0.1PPM以下に抑えるように規定されている。一方オゾンの殺菌や酸化力は能後が高い程強い。オゾン濃度とその効果の関係は以下の通りです。

オゾン濃度と効果の関係
濃度(ppm) 効果と作用
0.02~0.05以上 オゾン臭がする境目
 臨界値には個人差があります。0.05より低いのでオゾン臭しない時は確実に安全です。
0.1以下 1日8時間の労働が許される(国により基準値がことなります)
マスキング効果による脱臭
6ヶ月間の長期運転で(濃度0.05~0.18ppm)、微生物の抑制効果が高かった
0.5~2.0 週単位の中期運転で、殺菌・脱臭効果
ゴキブリの忌避作用
人体に有害なので、有人時での適用は不可
40 時間単位の短時間運転で、ホルマリン薫蒸、ヒビテン噴霧と同等の効果あり。
無菌病棟の室内ガス殺菌樹。オゾンは使用後1時間以内で排出可能

食品による変敗や腐敗は、90%が空中浮遊菌による二次感染が原因と言われている。オゾン室内殺菌脱臭装置はその浮遊菌の抑制に大きな効果を発揮します。しかも長期にわたる自動運転が可能で、人手を必要としません。清掃管理の補助手段としてこれを加えると絶大な効果を発揮します。
その効果を活かすためにも、オゾン濃度の管理が成功への最大ポイントになります。